「バーカ、こうするんだよ」
「へっ?」
いきなり、浩也の顔が近くなった
と、思ったら
「んぅ!?」
唇を塞がれた
「…な!…何にも…しないんじゃ…なかったンん…!」
「何もしてねぇし、治療中だろ」
………こんな…
こんなの………
治療じゃない!!
「んぁぅ…ンッ…」
感覚がホワホワしてる
「…おわり」
浩也が唇を離した
「もう寝ろ」
そう言って、私をベッドの上に置いた
「ぇ、あの…」
「なんだよ、」
浩也はこちらを向かない
「こ、浩也は…どこで寝るの…」
唇が熱い
「どこでも良いだろ、」
パチンと電気が消えた

