「…わかった……」
浩也はおとなしく座っていた
「…つか、人のケガとか……どうでもよくね?」
浩也が聞いてきた
どうでも…
「どうでも良くないんです、」
「あっそ、」
………聞いときながら、その態度……
さすが?不良………
顔の手当てもできた
「♪」
満足、満足♪
その後を立とうとした、
「へ?ひゃぁっ!?」
手首を掴まれて、浩也の腕の中におさまる私
「は、離してっ!」
なにやってんのーー!?
「手当ておわってねぇだろ?」
「ぇ?…どこ…が??」
「…唇」
確かに、唇がただれていた
……
「…唇には、消毒液…使えないですけど?」

