「ん?らら??」
紅い目の不良が、私の顔を覗きこんできた
「ぁ、紅い目の不良になんて…わからないでしょ!!?……たくさん遊んで…自分達のイイように…過ごしてきた人達には……ゎからないんだよ…」
「おぃ、落ち着けって……」
涙が溜まっていた目から、涙が溢れた
感情が高ぶってる
でも…紅い目の不良になんて……わからないでしょ?
私の気持ちなんて…
「部屋から出てってよ!!私は…クマサンとでいいの!!」
「それはテメェが逃げてんじゃねぇかよ!!」
紅い目が私を睨んでいた
逃げてる……?
「逃げ道しか、私には見えないの!!出てって!!」
紅い目の不良は、ため息を一回つくと部屋から出ていった
パタンとしまったドア
「ふぇぇー…」

