そうだよ…ほっといて……
私は自分の部屋に逃げ込む
「…」
クマサンがたくさん
「いいもん、クマサンいるもん」
クマサンを抱き締めた
「うわ、少女趣味」
そこに入ってきたのは、紅い目の不良
「か、かってに入って来ないで!!」
私の言葉を無視して、ズカズカと部屋に入りこむ
そして私の隣りに…座った
「出ってょ…」
「俺の女達も…さすがに、これはいなかったな」
そう言って、クマサンをひとつとった
緑色のリボンをした………紅い目の不良が届けてくれたクマサン
「クマサン返して」
「くまにサン付け……」
クスクスと笑っている紅い目の不良
……笑わないでよ、
私の友達なんだから……

