ピンク色の霧が辺りを隠すように踊る。
甘い香りはきっと幻。
きっと、嘘。

「いつまで夢見てるつもりかしら?
  もう不思議の国なんて存在しないのよ。クスクスクスクスクス…」

頭の中に響く不思議な声

不思議の国なんてもう無い。


ここは狂気の国と化したのだから