「ねぇ!!2時間目って9時50分からでしょ?今何時?」
真奈美があわてて聞く。
「おい!今9時43分だぞ!早く探さないと授業にも遅刻するぞっ!」
「でもヒントがどこにあるかわかんないでしょ!?」
真奈美と達也の会話が4人しかいない教室に響く。
「やめてよっ!!ここで言い争いしたって2人は見つからないじゃん!!」
私は思わず叫んでしまった。
「達也ー?これさ……。」
「何だよ?」
翔の問いかけに達也は怒った口調で言った。
沈黙した空気が流れる。
「これ○○室なんだろ?だとしたら……。」
「2→っていうのは何だろう?」
翔と真奈美が暗号の場所を解きはじめる。
私も一緒に考えた。
