速くて少しあがる息。 その息が白い風に変わる。 まるで夢に浸るようかのにあたしはそれを見ていた。 「…っ」 止まった2人の足。 見上げるとそこには綺麗な綺麗な光があった。 そう、あの夜の…。 「あった…」 「まだ昼なのに…すごく綺麗。」 「本当だったんだな、あの夢…」 何も言えなくなって。 あたしは何度も何度も頷いた。