【短編】Merry Xmas?






「俺の3つ目の願い。」


少しまばたきをして、彼は言った。






「君の隣で笑うこと。」




「…っ」






「君が隣で笑ってくれること。」







その優し過ぎる瞳に涙が溢れてきた。



「…っ……ぅ…」







何も言葉にならくて。

ただ熱い雫が頬を伝って地に落ちる。





「でも…3つ目をサンタは叶えちゃくれなかった。」