【短編】Merry Xmas?






「…に似てる人だった」







「あ…」



あたしが見た人…


あたしの前に現れたサンタだ。

きっと、そうだ。







「何を願ったの?」





「…アイス。」


「…はい?」





「食べきれねぇ位のアイス。」



どうせ無理だと思ったんだよ、と付け足した。


思った、ってコトは無理じゃなかったんだよね…



あたしはケーキだったな…同じ?







「じゃ、じゃあ2つ目は?」



「…」





答えてはくれなかった。


どうして…?