【短編】Merry Xmas?







「…好き、です」






その潤んだ瞳に、

はにかんだ笑顔に、



いつのまにか
あたしは頷いていた―…



自分でもビックリする程自然に。






「え、いいの?!」


「え、あ、うん…?」




驚くような顔をしてから彼は静かに聞いた。


「俺の名前…知ってる?」




知らないや…。

…あ!






「…サンタ、さん??」