【短編】Merry Xmas?






考えるよりも早く体が動いた。


「うぉっ?!」





気付いたら、抱きついてた。






「…ぅ…っ…」


安心からか、自然と涙が溢れてきた。






「ちょ、ちょっと!…」






引き離された体。




「…どうしたんですか?」




心配そうにあたしを覗き込む彼の顔は赤かった。






え、もしかして…

人違い?!