…ん? その何かを落とした男の人。 どっかで…? 「…あぁっ!!」 思わず大きな声。 それに気付いた彼がこっちに向かって歩いてきた。 赤いネクタイがよく似合っている。 それは間違いなく、愛しい彼の姿だった。