「あの…さ…ッ」 「ん?」 いきなり息が詰まるような感じがした。 “ん?”って覗き込む仕草にドキドキして。 てかいちいちウルサイ…あたしの心。 「や、やっぱ何でもないッ…」 サンタは不思議そうに眉間にしわを寄せ、距離をつめた 「そーゆーの、すげぇ気になるんだけど?」 少し低い声が耳の奥に響く。 くすぐったくて、恥ずかしくて。 「お、教えない…からッ!」 言えないよ…だって…