凌『あっ…皆とはぐれた…かも…。』



仁美『えっ!?…』



凌『大通りのカラオケ屋だっけ!?どこにあるかわかる??』



仁美『えっ…わかんない。』



凌『そっか…。』



凌はポケットから携帯を出しGPSを開いた。



凌『あっ…今この返だ。まだまだだね!!』



と言いながら私に携帯の画面を見せる。



仁美『本当だ~。』



凌『とりあえず…行こっか。』


仁美『うん♪♪』



と言い凌の後ろを一生懸命人混みをかきわけ着いて行く仁美。


それに気付いたのか凌は立ち止まり…



凌『大丈夫??』



と声をかけて来た。



仁美『あっ…うん。大丈夫!!』


凌『俺の後ろくっついて歩きな』と言い歩き出した。



歩き出しまた…人混みに紛れそうになる私。



それを…前からチラ見していた凌が手を繋いできた。



凌『今日はいつもより人多いから…』



恥ずかしがる凌。



仁美『そぉだね…。』



と手を繋がれた事にビックリ!!し顔を赤らめた。



(えっ!?えっ!?えー!!手ぇ繋いじゃった。男の子と手ぇ繋いだの初めてなんだけど…)