すると哲志が…
哲志『…凌ちゃんは、イイヤツ!!だから…な。お前が想ってる以上に凌ちゃんも…想ってると思うし!!ただ…一つだけ約束してくれ…』
仁美『…なに??』
哲志『二人の間でなにかあった時はお互い傷つけ合わず助け合えよ。俺…お前ら二人…応援…して…るから。』
仁美『…うん。』
お互い電話を切ってから泣いた。
哲志の本当のキモチ…。
そして…好きな人が親友に取られてしまい応援しなきゃいけない立場になってしまった事。
仁美は、哲志のその立場をよく理解していた。前に仁美もその立場を経験していたからだ。
その事を思い出してしまい、泣いてしまったのだ。
仁美は心の中で誓った。
凌を支えて行こう。辛いことも悲しいことも、全て二人で乗り越えよう。


