ホッペではなく、唇に…



仁美『…!!!!!』



必死にもがくが哲志の力が強く、びくともしない。



それを目の前で見せつけられた凌は…



仁美を助けようと哲志を仁美から離し顔面を殴った。



哲志『…いってぇ!!』



凌『てめぇ…いくら、ダチだからって手出してイイもんと悪い物ぐらい見分けつけろ!!』



凌が仁美の方を向くと仁美は涙を流していた。凌は仁美の所に駆け寄った。



凌『仁美…大丈夫か!?』



仁美は泣きながらコクりと頷いた。



凌『仁美…顔あげて??』



仁美が顔をあげると凌はいきなりキスをした。



しかも…最初に凌とした時よりも意識が飛びそうなくらい深く優しく…



唇から離れると今度は首筋に移動していった。



仁美『りょ…う』



その姿目撃した哲志は呆れ顔で立ちあがり行ってしまった。



キスが終わり、凌がじっと顔を見つめてきた。



仁美『何…??』



凌『泣き止んだ…』



仁美『だって…凌が…』



凌『俺がキスしたから泣き止んだんだろ!?』



仁美『うん…』



仁美はもっと赤くなった。



凌『あっ…俺のだっていう証付けといたから!!』と首を指した。



仁美『えっ!?』と顔を赤くしながら首を触る。



凌『まぁーイイから帰ろっ!!』


仁美の手を掴み立たせた。



仁美『うん。』