面談をやっている教室の前で待ちながら友達と話していると、スラッとした兄がスーツ姿でこっちに向かってくるのが見えた。
優依『仁美のお兄さん来たょ!!』
早梨『雅紀さんカッコイイ♪♪』
皆は、私の兄を見て頷く。
仁美『雅兄のどこがカッコイイんだょ!!』
そう…ウチの家計が母がファッションデザイナーで父が国際関係の仕事に就いていて学校行事関係は、全て5歳上の兄にまかされている。
雅兄『こんにちわ♪♪皆で仁美の事待っててくれてたの??』
早梨『はい…まさぁ…』
グハァ!!
早梨が途中まで話している所で美紅に投げ飛ばされた。
美紅『はい!!雅紀兄様もお待ちしておりました♪♪』
雅兄『えっ!?俺の事も待っててくれたの!?ありがとぅ♪♪』
美紅『いーえー!!雅紀様にありがとうと言われるなんて♪♪』
雅兄『優依ちゃん♪』
優依『はい??』
雅兄『雪にいっておいてくれるかな??』
優依『あっ…はい。何を??』
雅兄『今日、9時に例のレストランで待ってるって。』
優依『わかりました。』
雅兄『ありがとう♪♪俺ケータイ水に落としたからさ』とニコッと笑う兄。
そう…ウチの兄は美人で清楚な優依のお姉さんと恋人同士なのだ。
後ろで口を尖んがらせながらぶつぶつと呟く声が微かに聞こえた。
早梨『優依ん家はイイょな~呼べばいつでも雅紀様が来てくれるんだもん!!』
美紅『大体…優依のお姉さんも美人だから美男美女じゃんか!!』
仁美『あんな兄でイイならくれてやるよ!!』
早梨『兄妹としてじゃなくて彼氏としてほしいの!!』
仁美『あーそうですか!!』と口を尖んがらながら呟いた。
すると…教室の扉が開いた。
ガラガラ…


