ズドーンッ! 大きな音とともに 大きな黒いものが目の前に立ちはだかったのです。 それはクマでした。 みんなの顔は一気に真っ青になりました。 森の中にいるクマは凶暴だと 村の大人たちが言っていたのです。 『殺されるかもしれない』 そう考えると足が動きません。 そのとき 1番前にいたピョンがクマに抱えあげられました。 ピッチとポチとミーは恐ろしさも忘れて ピョンを助けようと 一斉にクマにとびかかりました。 けれどやっぱりクマにはかないません。