すると先輩はメガネをすっと外した。 「時間切れ…」 その言葉とともに唇に生暖かい感触… わざとチュっと音を出して1秒程で離れた。 「「……………。」」 お互い沈黙のまま近距離で見つめられる… 自分の置かれた状態に気づくのは時間の問題だった。 ガタっ!!!! 勢いよく立ち椅子が勢いよく後ろにいく。 「っ!!!あっ失礼します!」 そう言って鞄をとると一目散に教室を飛び出した。