〔短〕クリスマスプレゼント

あの…私はなんて呼べばいいですか?」




思わず聞いてしまったのだけど、私の問い掛けとは違う返事が返ってきた。




「やっと、顔をあげてくれた。」




満面の笑みで言う河合さんにキュンとなってしまう。




「あのっ、すみません!緊張してっ。
ごめんなさい!」




恥ずかしくなって謝ってしまった。




「嫌われたのかと思った。」




嫌うなんてそんな!




顔に出たのか河合さんはすぐに




「嘘だよ」




と言ってくれた。




「ほんと、変わってないなぁ。」