〔短〕クリスマスプレゼント

「とりあえず、座らない?」




奈津美の一言で座ったものの、話しなんかできるわけがない。




奈津美と康平さんで話しをしてくれているけど、私は上がってしまってうまく話せない。




せっかく注文したパスタも食べたのかよくわからない状態だった。




それなのに、奈津美と康平さんはデートに行くとかで先に店を出てしまったから、余計に気まずくて仕方ない。




「由架ちゃんって呼んでいい?」




ほとんど、俯いていると急に名前を呼ばれたので思わず顔を上げて返事をしてしまった。




「はい!呼んでください!