愛情の距離




「俺、お前の背中押さなきゃ良かった!!」



隣の机で頬杖をつきながら俺を睨む潤がここ数時間ずっと言い続けているセリフ……



「感謝してますー。」

「ムカつくー!!!幸せですみたいな顔しやがって。」



俺はすかさず答える。

「幸せですー。」



さらに真っ赤になって怒りだす潤をこんなに相手にできるのは、今の俺は幸せ絶頂期だから。



「なんだよ、再会して仲直りして早速ヤって?!お前はプレイボーイか」



「ごめんねー、潤たまってるのにねー」



今度はまた違う意味で真っ赤になる潤。

俺は爆笑だ。