愛情の距離






「ひ、久しぶり!元気だった?」


ぎこちない笑顔。
でも、今の俺にはそれさえも暖かくて……



「夏奈……!」



そういって駆け寄った。



「ちょっ……!!おい!」

困惑する潤など置いて……





「なんでいるの?」

「ごめん、急に。」

「いや、悪いとかじゃなくて……」



「ナオ~」

俺の言葉を遮り

さらには

俺と夏奈の距離までも遮る。



こいつは、



ナンシー……