「留学?」 驚く夏奈。 「あぁ。メジャーのスポンサーをしている企業の大学なんだ。向こうの野球を見れる。」 「安藤尚、どのくらいいないの?」 「1年から3年。いられるだけいようと思う。 だから……」 俺の言葉を遮る夏奈 「安藤尚、大好きな野球が見られるなんて、すごいね! あたし、応援してるから!頑張ってね! あたし………!」 悲しげに笑う夏奈を見て、俺はたまらなくなった。 なんて、身勝手な男だろう… 「だから……」の続きは、 「待ってて欲しい」