愛情の距離




「……っ……ごめん。」



「ひっ……ひどい…よぉ……」





そう言って、夏奈は部屋を飛び出した。



きっと、隣に行ったんだろう。



「何やってんだ……俺……」





その場にしゃがみこんで頭を抱えた。





「ただの………嫉妬じゃん……」





なんて、最低なことをしたんだろうか……

昨日は、とても幸せな気持ちだったのに……









夏奈が俺以外を選ぶはずがないのに……