「これなぁんだ?」
紙切れをヒラヒラとさせて近付いてきた。
ソファに座る私の隣に腰を下ろし、紙切れヒラヒラを楽しむ。
「しーらない。」
わざと知らん顔してテレビを観る。
「凛くんの舞台っていつだっけかな。」
「嘘!?凛くんの?」
「しーらないなんだろ?」
この男、本当に腹が立つ。
「意地悪。」
「良く知ってんじゃん。」
知ってますとも。
君と付き合いだして、早くも6年がたった。
その間に、ただのサッカー部キャプテンは、あれよあれよというまにアイドルになった。
親友の瞭くんと一緒に。
サッカー部マネージャーだった私は、今、この男の彼女である。
紙切れをヒラヒラとさせて近付いてきた。
ソファに座る私の隣に腰を下ろし、紙切れヒラヒラを楽しむ。
「しーらない。」
わざと知らん顔してテレビを観る。
「凛くんの舞台っていつだっけかな。」
「嘘!?凛くんの?」
「しーらないなんだろ?」
この男、本当に腹が立つ。
「意地悪。」
「良く知ってんじゃん。」
知ってますとも。
君と付き合いだして、早くも6年がたった。
その間に、ただのサッカー部キャプテンは、あれよあれよというまにアイドルになった。
親友の瞭くんと一緒に。
サッカー部マネージャーだった私は、今、この男の彼女である。