「怖いよおおーーーーー!!!!!」


私はガシッと龍以の腰に抱きついた。








「着いたぞ。」


「怖かった……」


「お前、いちいちうるせぇよ。」


「だって、怖いんだもん。」


「しかも、あんな強く抱きつかれたら息出来ねぇつーの!!!」




私は自分でしたことが今更恥ずかしくなって下を向いた。







「じゃあ、明日も迎えにくるから。寝坊すんなよ!」




そう言って、私のおでこをコツンと突いた。


その後すぐにバイクの方へ行ってしまった。



「……ばいばい!!!」




龍以は後ろを向いたまま手をふった。