休み時間になり、また秀哉と話し込む。 すると秀哉の名前を呼ぶ小さな声 その声の先を見ると小柄な女が立っていた。 確か……… 「あぁ―佐倉。どうした?」 そう!!佐倉雫!! 小柄な体型に長い髪を2つに結んで、たくさんのノートを両手で持っている。 きっとこういうのが誰もが認める優等生ってことなんだろうな。 秀哉の問いに少し微笑んで 「これ、ノート。みんなに今、返していってるの」 そう言って微笑んだ。 「あっ、そっか。ありがとう」 秀哉もニッコリ笑ってノートを受け取った