俺のこと嫌ってるなら、尚更 「あ、あたし、帰るから!!」 立ち上がった佐倉の腕を反射的に掴む でも昨日より力が入る ギュウと握る腕に雫が顔を歪めた 「な、何よ!?」 それでも強気な佐倉 「誰なんだよ……」 佐倉の視線を離さないように、視線を絡め合わせる 「だッ!だからあんたには関係ないでしょ!」 さらにキレる佐倉 なんでっ……!なんで俺にはそんな態度なんだ!? 「もうっ!離してよ!!」 イライラする………… 「離して!!」 ダメだ…… この時俺の中で、はっきりと“嫉妬”の心がうまれた