……―――――――― 「ねぇ!教えてよ――っ!」 「だから教えないつ―の!」 ぷくーと頬を膨らます雫 言えるわけないだろ…… 雫が俺とクラスが離れて悲しく思ってるのと一緒で…… 『雫には俺がいる』 っていうのを他の男にアピールするために……なんて。 前々から雫とはずっと一緒に居たいって思ってたから、そのうち指輪は渡したかった その予約を今日したって話だよな。 「ほら、機嫌直せよ。」 今だに機嫌の悪い雫 ったく。こいつは…。