「行くぞ」 「え、龍?!」 手を引っ張りながら、歩き出す龍 「ちょっと!龍!!」 呼んでも、何も言わず歩く ペースが速いから息が荒れる どんどん進んでいく 街とは離れた人通りが少ない道 龍は一体どこに向かってるの?! 「―…はぁ―…はぁ―……」 早足で20分、着いた先は…… 「………きれい―…」 その景色に圧倒される 高台にある丘から街を一望できる場所 すべてがキラキラして見える