王子嫌いなお姫サマ☆



「……迎えに来たなら、雫は日本に残らせるつもりだったんだ。」



「………ぉにぃちゃん…」



「龍くんなら迎えに来るって信じてたんだろうな、俺。だからチケットを一枚しか取らなかった。」



久々に見る、お兄ちゃんの優しい笑顔



「雫をよろしくな。」



そう言ってもう一回あたしに優しく微笑み、飛行機へのゲートへと歩いて行った



「……っ…お兄ちゃんッ!!……大好きだよッ!!」


大好き……。


これは愛じゃないけど、それでも本当に大好き…。



ありがとう……。


あたしを大事にしてくれて。


支えてくれて。


何年かかるか分からないけど……


きっとあたしたち、また仲のいい兄妹に戻れるよね……?



軽く右手を振るお兄ちゃんの後ろ姿を、あたしと龍はずっと見続けていた………