「これ、何か分かる?」
「……え?航空券…?」
ポケットから封筒を取りだし、中のチケットをあたしに見せた
「そ、航空券。」
え?だから……?
お兄ちゃんは「はぁ―…」とため息をついてあたしを見た
「ここに航空券は何枚ある?」
「えっ……?」
何枚って……あっ!!
「……最初から準備してなかったんだよ。雫の航空券なんて。」
「……へ?」
龍と顔を見合わせる
意味がわからない……。
……準備してない……?
「……もしかして龍くんが雫を迎えに来ないぐらいの生半端な気持ちなら無理やりにでも、すぐにチケットを取って連れて行くつもりだったけど………」
龍とあたしを見て、優しく微笑む


