「やだ!ヤメテッ!!」 「……ッ!うるさいっ!!」 ――ビクッ やだ…よ……… 天井が歪んで見える 制服のボタンを乱暴に外し始めた 「ヤだ!ヤだ!!ヤメて!お兄ちゃん!!」 助けて……龍!! 「お願い―……ヤメテ―っ……」 止まらなくなる涙 恐怖しかそこには無い 目の前にいる人はお兄ちゃんじゃなくて、ただの男の人 優しいお兄ちゃんじゃない……