「っ゙!!」 「龍!!」 倒れた龍が心配になり、つい駆け寄ろうとした ――ギュッ 「雫!!」 そんなあたしの腕を強く掴むお兄ちゃん ………わかってる これはあたしが選んだ結果だって なのに……苦しいよ…… 「……それでも……それでも俺は雫が好きだ。」 ……龍ッ ゆっくり立ち上がりそう言った龍の言葉が胸にしみた 「ッ!!お前こそなんなんだよ!!」 ヤバい!お兄ちゃんがキレた!! お兄ちゃんのキレ方が尋常じゃないってくらい、誰でもわかる