王子嫌いなお姫サマ☆



「いいから座れよ。」


手を離さない俺に観念したのか、俺の前の椅子に座った


「……あの、離して……」


「ヤだ。」



子供ぽいって分かってる


「な!なんで!!」


「だって離したらお前、逃げるだろ。」


「っッ!!」


とにかく今は離したくない


シーンと静まり返っている教室


「……書き終わった。」


「あぁ。んじゃ帰るか。」



「うん。……あの、離してくれないと帰れないんだけど。」