王子嫌いなお姫サマ☆



次の日、俺は放課後教室に残った


理由はただ一つ


日誌を書くために。




イヤ。雫と一緒にいるためにか…


「……佐倉。」


「…り…っ……藤宮。」


体をピクッとさせた俺を見た


あっ……


久しぶりに目があった……。


でもすぐに反らされる。


……当たり前か…。


「今日からは俺も一緒に日誌書くから。」


「えっ……」



余裕を見せるつもりだった


でもやっぱり内心はドッキドキだった


「……だっ、だったらあたし帰るね。」



そう言って立ち上がろうとする


はあ?帰る?



――グイッ


「待てよ。」


つい腕を掴んでしまった


だからと言って、離すつもりも無い……