王子嫌いなお姫サマ☆



立ち上がって俺に言う黒田


もちろんそのせいで注目の的


「落ち着きなよ。美結ちゃん。」



この状況に今まで黙っていた秀哉も口を挟んだ


それでも黒田は止まらなかった



「藤宮なんかに頼んだ私がバカだった!一生そうやって自分から逃げてれば!!」



そう言って走ってファミレスを出ていった


「……んだよ。あいつ。」


マジ意味わかんねぇ―…


「なぁ、龍?」



「あ?」



「姫の事、まだ好きなんだろ?」


そんなの決まってる。


でも………



「……俺はあいつに嫌われてるし、それに彼氏でも何でも無いのに何も言えないだろ」



そう。何も出来るはずねぇんだ。