あたしはお兄ちゃんの方を向き、抱きしめ返した 間違った答えかも知れない でも、それでも……この人を置き去りになんて出来ない あたしは自分からそっと、お兄ちゃんの唇に自分の唇を合わせた ……愛してるよ、龍。 あなただけを愛してる。 暗闇の中で、あたしは自分の恋心を封印した。 一生、開けられないように……… 優しく輝く星だけが、あたしたちを見ていた