何も見えない暗闇…… 今までに感じたことの無い恐怖 怖いのに…… ツラいのに…… 涙は一滴も流れなくて、ただ見えるのは真っ暗な病院に焦って走る医師の先生や看護婦さんの姿だけ 「おいっ!雫!!」 突然耳に届いた声 「………りゅ…う……」 なんでいるの…… これが現実なのかさえ分からなくなる 「何があったの!!結城さんに!!」 龍だけではなく、美結や秀哉くんも一緒にいた 一番焦っているのは美結で、それを必死に秀哉くんがなだめてる