王子嫌いなお姫サマ☆



「なぁ、そろそろ堂々と手繋いで帰りたいんだけど」


帰り道そう言ってくる龍



「無理だよ!!誰かに見られてたらどうするの!」


小心者のあたし


「なんでそんなにイヤなわけ?」


突然足を止めた龍



「…だ、だって……きっと凄い批判される。」



「だから!それは俺が守ってやるって言っただろ!」


で、でもやっぱり怖いものは怖い………


周りの視線がキツくなるのは、目に見えている



あたしも足を止めてうつ向く



「お前さ…俺が守ってやるってこと、信じられないの?」


少しイラッとしたようなセリフ


「ち、違うよ!!」



そう言う意味じゃなくて!