さらに静けさを増す部屋 「………ウ…ソ……」 両手で顔を隠しながらそう呟く佐倉。 声が微かに震えていた 顔を隠しているからはっきり分からないけど、泣いているのは分かった 「ごめんな。勝手に佐倉の好きな奴に嫉妬して、酷いことをした……」 「………」 無言に首を振る佐倉 優しいな…… そんなところに、惚れたのかな……… でも……、泣かせることしか出来ない俺だから…… だから……… 今日で終わりにする。 佐倉へのこの想いも……