え!!えぇ?

「あれ?!!あの..俺えっと...」

私は気づくと玲矢にこくはくしてた。

「私!!玲矢が好き!ずっと好きだった!!」
「え?あ...っと俺」

玲矢はすごく混乱してた。
何で私今のタイミングでいうかな~?

やっぱタイミング考えない人だな~私。
私は本当にタイミングが悪いやつだと思う。

だって...玲矢の後ろには
「玲矢!!」

玲矢の元カノがいたから。
「え?羽美...?」

へぇ...彼女羽美って言うんだ。

「玲矢ちょっといい?」

え...行かないで、行かないで、行かないで。
「ごめんな未來」

玲矢はポンと私の頭をたたくと彼女と行ってしまった。

彼女を選んだ玲矢でもそんな玲矢さえ好きでいる私がいる。
彼女がいる人を好きになって彼女を選んだその人を好きと思ってしまう。

きっと私は馬鹿だろう。
でも馬鹿でもいい。

私はお店の前で泣き崩れていた。

きっと15分くらい泣いただろう。

私は涙を拭いて立ち上がろうとした。
「玲...矢...」

不意に私は玲矢の名前を呟いた。
これで最後と思いながら。