「これは・・・・・・こうなって・・・・・・。」


ありさは退屈、というように首を振った。いつもこういう授業を聞くと眠くなっちゃうもだ。ありさには集中力というものがあまりない。



面白い事ないかしら。


ありさはしょうがなく、クラスの女子が話してる話題に耳を傾けることにした。たいてい、ありさの噂話なのだが。


ただ、今日は違った。


「ねぇ、今日転校生が来るんだって!しかも男子!」

「まーじーでー!?でも、つい最近転校生が来たばっかじゃん?」

「それがさ、その子はどうも前の学校は普通に良い子だったんだけど、ある人がこの学校に居るって聞いて、この学校に」きたんだってー。」

「そのこお金持ち!?」

「そうだよね!きっと!」