「まぁ、ちゃんよりはいいけど・・・。」



とちょっと空君？はすねている。



「ごめんね。この子は僕とか言ってるけど、女の子なんだ。」


その言葉を聞きハッと口をおさえた。


「ご・・・ごめんなさい！」


すぐに頭を下げる

そうすると空ちゃんは笑ってくれた。


「いいのいいの！気にしてないよ♪それと、ちゃん・君はナシね！」


そんな笑って許してくれた空ちゃんに申し訳なく感じてあんまり顔を見れない。



「えぇ！うちも絶対玲夏って呼んでね！絶対だよ？」


２人にそう言われてとにかくうなずくことしかできなかった。



そんな気まずい空気の中また１人誰かきた。


足音がして振り返ってみると髪の毛が肩に付くくらいの茶髪の子がいた。


その子は片手に分厚い本を持っていた。



「空～。柚夏が遅いって文句言ってるんで見に来ました。」



「ごめんごめん！」



その子は私に気づいたのか目が合った。



「？そちらの方わ？」



そうすると玲夏は私の自己紹介をしてくれた



「そうなんですか。そう言えば朝織姫さんがやけに朝早くに家を出たと思ったらこの子を迎えに行ってたんですか。」



「えぇ。」



「僕は上條　真亜夜です。」


この子もまた僕と言っている。


正直性別を聞きたいけどなんとなくさっきのこともあって聞きにくい・・・



そんな聞こうか迷ってる時に真亜夜とまた目が合った。


そうすると真亜夜は


「僕は男ですから。」


そう言って黙ってしまった。





そしてすごい今更だけどみんな名字が違うことに気づいた。



織姫さんに聞こうと思ったその時・・・
キッチンの方から声が聞こえる。