明るい笑顔で話しかけられたけど、今はとても明るい顔でしゃべることなんてできなくて。 自分でもわかるくらい声のトーンは低くきっとそれと同じくらい顔も 暗いんだろうな。 「どうしたの?!あげは!!」 「うん。ちょっと。」 「家に着いたら絶対に教えてね!!」 玲夏はそう言って席に戻ってしまった。 ああ。 どうしよう。 ただでさえバカなのに・・・・・・。 とにかく家に帰ったら勉強しよう!! そう心に誓って授業を受けた。