くどいけど!!!
恋なんてしたことないし。
だから一目惚れの感情とか分からないし、今まで知らないで生きてきたし。
もしかしたら、そうゆうのには疎いのかも。
「一目惚れって言われてもどうゆうのが一目惚れって言うの?」
私が思ってることをありのままに聞くとみんなは口をポカ―んと開けていた。
今までしゃべらなかった真理亜ちゃんが口を開けた。
「あげはちゃんって恋したことなかったんだ。」
そうです・・・。
ないんです。
「だって。・・・・・・・なんでだろう?」
「それより、絶対あげはちゃん柚夏のこと好きでしょ!自覚がないだけ!」
--自覚--
かぁ。
「例えば、柚夏を見ると熱くなったり、恥ずかしかったり?
人それぞれだと思うんだけど、そうゆう他の人とは違う感情ってない?」
千佳に言われて初めて思った。
確かに・・・・。
柚夏はなんか違うってゆうか、上手く言えないけど・・・・。
「でも。1日の恋って変じゃない?」
私が聞いてみると真理亜ちゃんが答えてくれた。
「それが一目惚れってやつなのよ♪だから、おかしくない!うん!自信持っちゃえ!」
真理亜ちゃんに背中を押される感じがして、やっと柚夏の恋心がわかったような気がする。
これが恋・・・・・ね。
「恋って自分を最悪にするんだね。」


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