私の頭に新たな疑問がうまれた。



「えっと・・・・私は今からココに向かうので・・・」


私はそう言ってメモ帳を織姫さんに見せた。

そうすると織姫さんはクスリと笑った

「ふふっ。ココはね私も住んでるの。あなたのお母様からお迎えを頼まれてたのよ。」


それを聞くとなんとなく納得した。

高級車に乗ってても、キラキラ輝いてても・・・。



「まぁとりあえず乗って」


織姫さんに言われて高級車の後ろに乗る。


織姫さんは慣れた手つきでドアを開ける。


「どうぞ。」

ちょっとお姫様になった気分だった。

車が発車してちょっと運転席をのぞくとやっぱり運転席にはピンクのウサギがいた

そのことにふれようか迷ったけど触れなかった。
きっと今日は疲れてたんだ。


朝からバタバタしてたし。

・・・


車の中はお花のいい匂いで心地が良かった。









・・・・・・・・・・・・



「・・・・きて・・・あげはちゃんおきて。」


織姫さんに体をゆすられて起きる


今まで寝てたんだ。


「ふふ。疲れてたのね。」


ちょっと初対面の人に寝顔を見られるのは恥ずかしかった。


「まぁ行きましょう。」

織姫さんが手を出してくれたから手を取って車からでたら目の前には大きいお屋敷があった。


ビックリして口がとじれない。


「あら、やっぱり毎年みんな同じ反応（笑）おもしろいわ。」


ちょっと世界違いすぎない？！


そんな半分意識が飛んだまま織姫さんに連れられお屋敷の中にはいった。


「さぁ荷物は届いてるわ。」


そう言って織姫さんは大きい玄関の横に置いてある大量な荷物を指差した。


「ありがとうございます。」


「いいのよ。」


私が荷物を持とうとしたら織姫さんがストップをかけた。