「柚夏め!聞いて驚け!!クッキーだ!」


柚夏くんは顔いろを変えずにただ



「なんで?ミッピョいねーのに誰が作ったの?」


と言った

そうすると空は笑顔で答えた


「はーい!僕でーす♪」


空君が嘘を言うと柚夏君の顔が引きつった



「え・・・・・。」


そんな柚夏くんの反応は完全無視で空はしゃべった。


「嘘ウソ!!僕が作れるわけないじゃーん!」



「俺絶対お前たちが作ったクッキーなんて食べねー。」



柚夏くんの一言にショックを受ける。


(やっぱりでしゃばっちゃったかな。迷惑かな?)


そう思いながら下向いてると空がタイミング悪くしゃしゃり出た。



「はいはーい!このクッキー実はね、この子が作ったの♪」


そう言って空くんは私の腕を引っ張って後ろの方にいた私を前に突き出した。

急に引っ張られたから足がふらついてその場に座り込んでしまった。


「おい!うちのあげはに何してくれんの?!」


玲夏が怖い顔をしていると空は眉が下がった笑顔で



「ごめんごめん。」


と謝った。



「なに。あんたあげまんじゅうってゆうの?」



?!

初めて名前を間違えられた。

しかもあげまんじゅう・・・・。