喫茶ノムラへようこそ!

「あれぇ、ノリ悪い。」


よくもまあ、そんなことが言えたもんだ。

人の気も知らないで。


「別にそんなことないよ。まぁ、私には関係ないかな。」

「そうなの?」


だってねぇ。


「ミツキには好きな人はいないの?」

「うーん……、どうなんだろう?」

「何それー!」


私が好きなのはシノブだよ、なんて口が裂けても言えない。

ってか、ホントに好きなのか?

私は、隣で笑うイケメンをじっと見つめた。